春の空は明るくて眩しい 見るもの全て、どこもかしこも輝き こころの中まで澄み渡り 今、生きている!って実感が湧いてくる 空を見上げ雲の行方を追いかけていたら また涙が込み上げてきた この春、悲しい別れが続き笑顔を忘れて […]
2017年,
木々の芽吹きが心の中まで染みて 何か?言葉にならない熱いものが 胸に込み上げてくる 別れと出逢い 去り行く者と、出会う者 蛍の光に送られて門を出る そして、満開の桜の下をくぐり抜け 新しい世界の扉を押し開ける 桜の花の、 […]
ガラス越しの陽射しが何となく 春の近付きを感じさせる一日だった 冷たい風もなく人の気配もなく 静かな一日だった 出窓から庭に目をやると 梅の古木にメジロが二羽とまって まだ花を広げない蕾に口ばしを入れ カサコソと何やらつ […]
コッコッ、コ結構な世が明けたぁ~ さてさて、早起き鳥のおたけびは どの国も明るい年の幕開けにしたい 不安な政治も、犯罪もテロも無い 明るく平和に一年にと願う パタパタパタと羽を広げ地に暮らし 高い空は飛べないけれど 地道 […]
街中が賑わう騒がしさが 師走の知らせを届けてくれる 花屋の店先のポインセチアも クリスマスソングも最近の 静かな二人暮らしには無縁で いつもの賑やかな日常が一番だと 思うようになった そう言えば、遠い昔のこの季節 庭先の […]
2016年,
『こらッ、早よ降りて来んか 柿の木ば直ぐに折れるけん危なかよ』 下から見上げる母の目は鋭かった あれは私がまだ小学校ぐらいの頃 庭先の柿の古木に登っては叱られた 秋が近づくに連れ色艶を増す柿は その頃の子供にとって空腹を […]
秋の装いは樹々の彩りから始まる 街路樹が色づき始めて 街並みを行き交う人々も心なしか カラフルな秋色に見えたりする あの、真っ盛りの オリンピックの賑わいも落ち着いて また日常の静けさが秋と共に戻り 次の夢に向かって動き […]
風は少しずつだが 秋色を感じさせるようになった 夕暮れ時ともなると 草むらからコオロギや鈴虫たちの 鳴く声が聞こえてくる 夏の疲れもそろそろ出る頃だが 狭い庭の草は伸び放題 家庭菜園の様子ときたら見事に 収穫を終えた無残 […]
早朝の川沿いを歩いてみた 夏草の勢いは止どまる所を知らず 鬱蒼と繁る雑草で辺りの景色は 遮られ見えないほど伸びている もう少し歩くと田んぼ道に出た 葦の葉も、腰丈ほどに伸びた稲も 朝露をおびてしなやかに揺れている 湿気を […]
また暑い夏が始まる それでなくとも暑さに弱い身 ましてや、年齢増すごとに暑さが 体にこたえてくるようになった あの、夏らしい青い空と白い雲 ジィー、ジィーと鳴く蝉の声も 何だか恨めしく思うようになった 夏風邪をひいて病院 […]
雨あがりの人気のない川沿いを 久しぶりに歩いてみた 土手の草花達はたっぷりと水分を含み 後は柔らかな陽射しを待つばかり また、樹々の若い緑葉も 少しでも早く滴を落としたい様子 暫くすると雲間から、ほら、 光のすじが何本も […]
雨あがりの白く霞んだもやの中を スコップを担いで歩いた こんもりと土が盛り上がり、少しだけ 顔をのぞかせたその場所が竹の子 あっちも、こっちも、ニョキニョキ 宝探しのように心がわくわくして つぎから次にスコップで掘りあげ […]
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