裏庭の日の当たらない場所で ひっそりと咲く母子草を見つけた 誰の目にも止まらないような地味な花 いつも自分を主張しない静かな花 ただ、ひっそりと自分の役目を知り ただ、黙って小さな黄色お花を 咲かせながら、その季節が来れ […]
2021年,
木々の緑はますます深くなり 木陰の恋しい季節を迎えました 巡り来る自然の営みを五感で 受け止めながら静かに今 緑色の風に吹かれている 春の柔らかな芽ぶきから緑葉へ 足取りは急ぎ過ぎている、と 誰もが口にするけれど 桜の花 […]
草花たちが元気になってきました 花壇の花は一斉に手を広げて 春の空に向かってバンザイしています ようやく春本番を迎えました 部屋の中でじっと籠っていた心が パーンと、いっぺんに弾けて 空にふわふわ飛んで行きたい気分 風に […]
鉛色の冷たい北風の空は 春風に吹かれて、どこか遠くの 果てまで飛んで行きました 長くて暗いトンネルの先にやっと 見つけた小さな光は徐々に大きくなり そこには真っ青な空は広がっています 春です。そこは春の空でした 薄桃色の […]
どこからか?微かな春の香りがします 辺りを見渡すと、アッ!見つけました 沈丁花の花です。狭い庭の片隅で 人知れず花を咲かせていました ひと足先に春の香り運んでくれました アレッ?その下に隠れているのは 春蘭の花芽も見つけ […]
二0二一年・丑年 新しい一年がスタートした 今年こそは明るい年にしたい 大声で笑い笑顔を見ながら話したい 大勢でワイワイ、ガヤガヤ 美味しい物を皆で食べ、皆で歌う そんな当たり前の暮らしがしたい 二0二一年はそんな年にし […]
秋が深まり木々は静かに、静かに 衣を脱ぎ捨てていく。裸になった 寒々しい姿は木枯らしに耐えながら 春の芽吹きからの旅を思い出す いつもとは違う一年だった いつもとは違う人々の暮らしだった 家族、友人、会社の同僚、先輩後輩 […]
2020年,
秋は日増しに深くなり紅葉狩りを 楽しむ人も多くなったという しかし、例年とは違いコロナ禍の中で 人々の出足はいまいち盛り上がりも欠け 静かで風流な秋を楽しんでいるという また朝夕ともなればカーディガン無しでは いられない […]
夕暮れともなると川沿いの散歩道も いつもの顔ぶれと擦れ違う 刈り取られた後の稲の切り株から また新しい穂が出て緑色が広がり 草むらから鈴虫やコオロギの声 カマキリ、バッタも飛び交う 秋の色が少しずつ濃くなってきた 首筋を […]
厳しい残暑も朝夕ともなれば 少し陰りもみえて、どれ 畑にでも出てひと仕事するか と、やっと重い腰をあげる気もする 暑さに痛んだ野菜たちの姿は無残で 沢山の実りを与えてくれた枯れ枝に 心なしか感謝の気持ちが沸いてくる ふと […]
いよいよ夏本番がやってきた 長い雨続きの鬱陶しい日々も 豪雨災害の大きな爪痕を残して 夏を迎えた。今年もまた酷暑の日々を 覚悟しなければならないけれど それにもまして今年の夏は マスク着用の夏と戦わなければならない 街行 […]
短い梅雨も明けて気持ちはいよいよ 夏へと向かう。今年も酷暑の夏を 覚悟しなければならないが 何をするにしても年齢相応に 心と体がついて行かないのだ 春がきても桜も見れなかった 五月の連体も家に閉じこもったまま ただただ窓 […]
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