陽射しは、もうすっかり春になりました 小さな芽吹きはグングン空に向かい あの甲高いさえずりはヒバリの声です その空を見上げたついでに 白い花を見つけました。こぶしの花です 今まで眠っていたように見えた木々も ちゃんと目を […]
2014年,
春、春になりました 窓の外の木々も草花たちも 待ちに待った春の到来です 遅霜に首をすくめていた花の芽も 辺りの様子を伺って、そおっと そおっと顔を出しました。 そして、次々に 暫く鳴りを潜めていた友人達から 『暖かくなっ […]
立春とは名ばかりの冷たい風が 膨らみかけた猫柳の綿毛を揺らす 慌てて首をすくめて、もう一度 ひと眠りしようと夢を見ていたら あら?あら、あら、、、。 何処からか、いい香り 微かな花の香りが風に乗って届いていたよ いやいや […]
さてさて、2014年『午歳』 ヒヒーン、と高鳴る気持ちを押さえて のんびり、呑気に行くしかないですね 年齢の割には少し無理して 頑張ってみよう!と思うけれど やっぱり、それなりに忘れ物も多いし 持続性も無くなっている 仕 […]
一年の月日が走馬灯のように過ぎて 心静かに振り返ってみたい師走 慌ただしい日々の繰り返しの中で 得たものと言えば?はたして疑問である 混沌たる社会の渦の流れを見渡せば 自然災害に立ち向かえぬ人間の無力さ 希望や夢を無くし […]
2013年,
秋の陽射しは少し寂しげで柔らかい イチョウの木立は葉を落とし まあるく輪を作った落ち葉が 重なり合って金色に輝いている 公園の木立ちの下のベンチは、どこも やわらかな日差しを楽しむように 幾つもの人影が座っている 女学生 […]
秋が一歩、また一歩、近付いて来る 木々の彩りも日増しに色濃くなって 街路樹の下を歩く人々の表情が皆 詩人になれそうな?雰囲気である そう言えば学生時代のあの頃 図書館の窓際に座り、空一面が 朱色に染まりゆく光景を一人静か […]
昼間の陽射しに何となく 陰りを感じるようになった あれほど勢いづいていたヒマワリも 首をうなだれ、その葉の下に 無数の種が散らばっている 一粒、一粒、種を拾い集めながら 来年の花時を思い浮かべる また一つの季節が静かに […]
夏も本番、強い陽射しが照りつける 畑も花壇も、アスファルトの上も 水をまけばジュッ!っと音のするような 無防備な格好で外には出られない クーラーの効いた居間の窓辺に 暑い外の風景をよそに水の音 スーイ、スーイ泳ぐ金魚が二 […]
風が、初夏の匂いを運んでやって来た 気がつけば何時の間にか暦は七月 木々の緑はすっかり濃くなり 木陰の欲しい季節を迎えている 昨日まで小さな蕾だった吊り鐘草が 今朝はもうみんな開いて カランコロン、カラン、、、。 可愛い […]
『みんながいるから』 葉かげから柔らかな陽射しが零れる キラ、キラ、キラ、キラ、、、。 小さな光の妖精たちは 重ね合う葉の上で飛びはねながら 仲間達とお喋りに夢中だ 二粒、三粒、五粒、くっついて ねえ、窮屈じゃないのかい […]
五月の空は広い、広くて青い あの、遠い記憶の中の五月の空は 点々と連なる家々の屋根の上に ゆうゆう泳ぐ鯉のぼりの姿があった 大きな口をいっぱい開けてパタパタパタ 思いっきり空気を吸って 勇ましく元気に泳ぐ姿こそ、まさに […]
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