2019年12月の絵手紙エッセー『あなたの幸福』
いよいよ、カレンダーも最後の一枚 この一年の色々な想い出が、ふと蘇り ずいぶん急ぎ足で歩いて来たなと ひと息の安堵の気持ちがわいてくる そう言えば、今年最初の出来事は 仲の良かった人との別れだった 少しばかりの闘病生活だったが彼は 最後まで生きる希望を失わなかった 二つ目の出来事は平成から令和への 歴史的な変動があったこと 寂しさと喜びの交差した大事業は 昭和生まれの私にとって、少しだけ 年老いたような気持ちを感じた それでも新しい時代の幕開けは 秋晴れの日、即位を祝う祝賀パレードは 日本国民が喜びに沸き立った しかし、自然災害の怖さを改めて 知った一年でもある ともかく生きている事は全てが奇跡 世界中が平和で、どの国もどんな人も 幸福がずっと続いて欲しいと願う |