2018年6月の絵手紙エッセー『こころに花を』
木々の新緑は降り注ぐ光を反射し 柔らかな枝を風に任せている 陽射しは高層ビルの窓に反射し 目を細めながら歩いていると 両脇の植え込みのツツジの花は こぼれる程に咲き誇っていた 季節はそれぞれの出番を待つ 花々たちの饗宴でもある 誰に見せようと 誰に褒められようと 認められようともせず ただそこに、その場所で 自分の役目を果たしている 謙虚に、慎ましく静かに ただそこで黙って咲いている 今の私に 何かを伝えるように 何か言いたげに咲いている さあ、心の中に明るい花を 咲かせなさい、笑顔の花を と、言いたげに・・・・・。 |