やちよ絵手紙の森美術館

2018年12月の絵手紙エッセー『聖夜』

師走に入ると、どの街角も賑やかな
クリスマスソングが流れ
商店街の店先には所狭しと
色々なクリスマスグッズが並んでいる
子供達への贈物、恋人への贈物
お友達へのクリスマスプレゼント
それぞれに贈る人の笑顔を浮かべ
品々を選ぶ人も笑顔になる
遠い街外れの我が家にたどり着くと
暖炉には槙の火が赤々と燃えて
赤や青、キラキラした豆電球が
クリスマスツリーを輝かせ
北欧の冬景色が画面いっぱいに
映し出されていた
いつだったか?遠い昔に見た
映画の一場面を今ふと思い出した
夢や憧れだった素敵な暮らしも
世界中のどこかで今も多くの人々が
紛争や飢餓に苦しんでいる
せめて、聖夜の一夜だけでも幸せな
夜が訪れて幸せに眠れますように

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