やちよ絵手紙の森美術館

2017年12月の絵手紙エッセー『頑張った自分にも』

街角の店先を賑わすのはポインセチア
真っ赤に色づいた葉の上にキラキラ輝く
金や銀の粉が吹き付けられ、まさに
クリスマスそのもの、デパートの
ショーウインドーを飾る一番の主役だ
そして、師走と言えばもう一つの花
シクラメンのひと鉢も欲しいところだ
『真綿色したシクラメンほど、、、、』
と、誰かが歌った真っ白なシクラメンを
私も大好きになったあの頃が懐かしい
今では多種多様のシクラメンが出回り
たったひと鉢を選ぶのに迷ってしまうけれど
でも、やっぱり手に取るのはピンク色の花
いつも、うつむき加減で奥ゆかしいが
私とは正反対のしぐさのように見えて
無いものねだりで欲しくなってしまう
出窓に置いたシクラメンを眺めていると
この一年の色々な事を思い出してしまう
一期一会、出逢った方々に感謝
そして、元気に頑張れた自分にも
『ありがとう』を伝えておきたい

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