やちよ絵手紙の森美術館

2014年8月の絵手紙エッセー『夏の想い出』

強い陽射しが夏本番を感じさせる
裏山の木立ちの中で蝉の声が聞こえる
現在、この季節
子供たちは夏休みに入ったけれど
甲高い賑やかな声はどこからも
聞こえて来ないのは不思議?
昔を話せば笑い話になるが
この頃は公園からも家の中からも
母親と子供の声がうるさい程に
聞こえていたものだ
麦藁帽子に虫取りカゴを手に
公園をかけめぐる子供たちの姿が
今はとても懐かしく思う
あの遠い夏の日、どこかの河原に出かけ
水遊びを楽しんだ子供たちも
今は思い出のアルバムの中で
元気に笑っている。そう言えば
大きなおにぎりを頬張る娘の片手に
小さな可愛い花が握られていた
『川原なでしこ』今でも大切な
夏の想い出である

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