やちよ絵手紙の森美術館

2012年11月の絵手紙エッセー『おいしい季節』

十一月ともなると秋も本番
スーパーの店先には所狭しと秋野菜
秋の果物がずらりと並んでいます
りんご、ブドウ、松茸、白菜などなど
旬の季節を感じる物ばかりです。確かに
現在(いま)は豊かで恵まれた自然の産物を
簡単に手に出来るようになりました
がしかし、この有り難い環境を一体
どれだけの人が本当に感謝し理解して
暮らしているのでしょう?世界を見渡せば
水一滴で争いが起こり、小さな島一つで
国と国が対立し合っています。
この幸せな暮らしを少しでも長く
続けて行く為には、全てに感謝しつつ
大切に大切に使ってゆくしかありません
そんなことを考えながら、ぼんやりと
秋の空を見上げていると、ピンポーン
真っ赤なりんごが信州から届きました
時には真横から切ってみて下さい
綺麗に並んだ種が、永遠に繋がってゆく
子孫繁栄の心得を教えてくれていますよ
やっぱり秋は美味しい季節です。

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