やちよ絵手紙の森美術館

2011年6月の絵手紙エッセー『私の好きな宝物』

木々の緑が、色鮮やかに深みを増し
六月の爽やかな風に揺れている
陽射しと言えば、
時折つよい顔を見せながら、夏へ
夏へと向かって行くのだろう。
おや、あれは?
葉影の下の仄かな赤い実は、甘い滴が
こぼれ落ちそうなほど熟して
今か、今かと出番を待っている桃
風と雨とお日様と、お百姓さん
沢山の愛に育てられた果実
沢山のお蔭様に育てられた果実
私の大好きな桃
果物王国の福島の桃が
もうすぐ出番をむかえる季節
色々な噂が飛び交うけれど?
そんな事、私は全然気にしない
一粒、一粒、まるで我が子の様に
手を掛け、汗水流して大切に
育てられた宝物
お日様が育ててくれた
大切な、大切な自然の恵み

« 前のページに戻る