朝夕に涼しい風を感じるようになりました 散歩の途中の景色は、もう秋の色も濃く 空の色も、すっかり秋一色です そして、刈り取られた稲田の風景は それこそ秋の匂いがして歩くのも楽しみ 田んぼに落ちている稲穂を口にくわえ 雀た […]
2024年,
一年・三百六十五日、一年・十二ヶ月 赤ちゃんからお年寄りまで お金持ちから、貧乏人まで 誰もが平等に与えられている『時間』 若い時には、とにかく一日、一日を 時間に追いかけられながら生きる事で 精一杯だった。三十代、四十 […]
季節はいつもより早足でやって来た いよいよ新しい年度の始まりである 幼稚園に入る幼子たち 背中に少し大きなランドセルを背負い 黄色い帽子の良く似合う小学生 そして、 丈の長さを折り曲げて恥ずかしそうに 校門をくぐるドキド […]
二〇二四年・辰年『竜』 天空をゆうゆう駆け巡る竜は 想像上の動物として英雄・豪傑者に 相応しい呼び名として古来より 使われてきた。何ごとをも恐れず 勇敢で勇ましく立ち向かう姿 特別にすぐれた天子(王)としての象徴 それが […]
爽やかな風が野山を吹き抜ける この夏の、あれ程の暑さを通り越して 漸く生きた心地のする季節になった 木々は彩り豊かになるかと思えば やはり、あの暑さのせいで 木々の葉もだいぶ痛んでいるらしい 自然は正直で 季節の変化を敏 […]
2023年,
二〇二三年、夏はやってきた 暑さの覚悟はとうに出来てはいたが それでも夏日を迎えた最初の日が 五月だったとは、何とも驚いた 気候変動、地球環境の異常 それもこれも人間だけに限らず 動物、生物、植物 海や山、地球の至る所で […]
暑くもなく寒くもなく 爽やかな新緑の風がふわぁり、ふわり 藤の枝先を揺らしている まさに、風さえも薄紫色に思えて 目を閉じて風を感じてみる 木の芽どきの、何とはない気が 心全体を占めていて どうにも空の明るさが眩し過ぎる […]
温かな陽射しが戻り春がやってきた もうそろそろ我慢の限界だ。と マスクを外しゆっくり深呼吸をした やわやかな風、清々しい風は私の 体じゅうに吸い込まれ小指の先まで 届いたように思われた 三年ぶり?いやいやもっと、もっと […]
日が代わり、月が代わり 年が代わった。いつの世もこうして 年輪を重ねるように歴史は流れ また、新しい一年を迎えた 干支の巡りもそうであるように ひと巡りして、兎の年を迎えた ピヨ~ン、ピヨ~ン、ウサギ跳び 学生時代の、あ […]
首筋に師走の風が冷たい夜 カサコソ、カサコソ 枯れ葉が風に押され転がって行く カサコソ、 カサコソ 遠くから拍子木の音が近付いて 冬の夜空に声が響く 『火の用心、カチカチ 火の用心、カチカチ』 あれは確かに父さんの声 […]
2022年,
この頃、夕暮れが早くなった オレンジ色に染まる夕日を ゆっくりと楽しむ暇もなく あれよあれよと薄暗くなって 草むらからは秋の虫たちの 鳴き声が聞こえて来る 夕げの支度に取り掛かろうと 台所に入ると、テーブルの上に 昼間に […]
朝夕の風に秋の深まりを感じる あれだけの猛暑が嘘だったように 勢いを失っていた木々たちも 少しずつ頭をもたげ 高く青い空を見上げている 秋の訪れをいち早く 知らせてくれるのは萩の枝先 わずかな風にさえ穂先を揺らし ここよ […]
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