秋が深まり木々は静かに、静かに 衣を脱ぎ捨てていく。裸になった 寒々しい姿は木枯らしに耐えながら 春の芽吹きからの旅を思い出す いつもとは違う一年だった いつもとは違う人々の暮らしだった 家族、友人、会社の同僚、先輩後輩 […]
2020年,
秋は日増しに深くなり紅葉狩りを 楽しむ人も多くなったという しかし、例年とは違いコロナ禍の中で 人々の出足はいまいち盛り上がりも欠け 静かで風流な秋を楽しんでいるという また朝夕ともなればカーディガン無しでは いられない […]
夕暮れともなると川沿いの散歩道も いつもの顔ぶれと擦れ違う 刈り取られた後の稲の切り株から また新しい穂が出て緑色が広がり 草むらから鈴虫やコオロギの声 カマキリ、バッタも飛び交う 秋の色が少しずつ濃くなってきた 首筋を […]
厳しい残暑も朝夕ともなれば 少し陰りもみえて、どれ 畑にでも出てひと仕事するか と、やっと重い腰をあげる気もする 暑さに痛んだ野菜たちの姿は無残で 沢山の実りを与えてくれた枯れ枝に 心なしか感謝の気持ちが沸いてくる ふと […]
いよいよ夏本番がやってきた 長い雨続きの鬱陶しい日々も 豪雨災害の大きな爪痕を残して 夏を迎えた。今年もまた酷暑の日々を 覚悟しなければならないけれど それにもまして今年の夏は マスク着用の夏と戦わなければならない 街行 […]
短い梅雨も明けて気持ちはいよいよ 夏へと向かう。今年も酷暑の夏を 覚悟しなければならないが 何をするにしても年齢相応に 心と体がついて行かないのだ 春がきても桜も見れなかった 五月の連体も家に閉じこもったまま ただただ窓 […]
雨上がりの草蒸す川沿いを歩くと 夏の気配を感じるようになった 道端の雑草は日増しに勢いづいて 背丈ほどに伸びた所もある 長い間の自粛生活も、マスク姿も 何となく慣れてはきたけれど それでも家中の窓という窓を 全開にした解 […]
新緑が爽やかな風にやさしく揺れ ひばりが空高くさえずり 子育てに忙しい季節。でも今は そんな穏やかな普通の暮らしが 出来ないでいる辛さ、寂しさ 日本中の人々が笑顔を忘れて 暗い心で家の中に閉じこもったまま 目に見えない強 […]
桜の花も足早やに去り 新緑の季節を迎えている どこの公園も花壇も 花々は勢いよく咲き乱れ 人々は幸せの笑い声で 酔いしれてるはずだった だがしかし、今年の春は 心が暗い。日本中の誰もが 新型コロナウイルス?という 目に見 […]
2020年, 号外,
桜の季節がやってきた 毎年、毎年、桜を待ち続け その桜の花に酔いしれながら私は思う また来年も、この桜を 見上げる事ができるだろうか いや、別にどこが悪いとか? 命の期限を切られただとか? そう言うのじゃなくて、ただ 今 […]
季節は紛れもなく春はやって来た 畳の部屋を陣取っているお雛様たちが 賑やかなお客様になった いつもの二人暮らしの静かな部屋が 何だか、いつもと違う雰囲気なのだ たかが人形?そこに並べただけなのに まるで春の妖精達が舞い降 […]
窓べの陽射しにはほんのりと 暖かさを感じるようになった その陽射しを浴びたクロッカスの花も 桜草の花たちも気持ち良さそうに のどかな時間が流れている、それから 狭い中庭に目をやれば膨らみかけた 梅の蕾が今か、今かと花開く […]
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