いつものように冷たい風が吹いてきた いつものように年の暮れはやってきた ただ少しばかり違うのは 疲れた体でも、心は軽い気がする 去年の重苦しい不安から比べれば まだ少し気が楽なような気もするが でも、待てよ 油断は禁物だ […]
2021年,
季節は北国から 少し冷たい風を連れてやって来る 木々の緑は赤や黄色に衣替え 野原の緑はこげ茶色と 白いふわふわの綿帽子に変わり 果物屋の店先にはリンゴが並ぶ ひと風が吹けば カサコソ、カサコソ、カサコソ 落ち葉の布団が重 […]
季節は急ぎ足で秋を迎えた 川沿いの、いつもの散歩道は 背丈ほどに伸びた夏草が生い茂り 至る所で川面を目隠している 遠くの風景は 美しく刈り取られた稲田が広がり 秋の風情を水彩画にしたいほどだ 歩く度に稲藁の匂いを乗せた風 […]
朝夕ともなると草陰から 秋の到来を知らせる虫の音が 聞こえてくるようになった コオロギ、馬追い、鈴虫、などなど どの声が、どの虫か?は 知らないけれど、鈴虫の鳴く 羽擦れの美しい音だけは判る リーン、リーン、リリ~ン 何 […]
暦は八月、真っ直ぐな強い陽射しを 麦藁帽子に助けられながら 膝まで伸びた庭の草と奮闘中である いくら綺麗に草を刈っても ひと雨降ればまたスタート地点に戻る 滝のような汗を拭いながら 空を見上げる アンパンマンのような幾つ […]
今年も暑い季節がやってきた 年々、厳しさを増す暑さにも 覚悟はしているけれど それにしても、コロナ禍の中 マスクの下からの熱気には どうにも閉口である さて、日本の夏の『涼』を感じる 暮らしの知恵には色々あって すだれ、 […]
裏庭の日の当たらない場所で ひっそりと咲く母子草を見つけた 誰の目にも止まらないような地味な花 いつも自分を主張しない静かな花 ただ、ひっそりと自分の役目を知り ただ、黙って小さな黄色お花を 咲かせながら、その季節が来れ […]
木々の緑はますます深くなり 木陰の恋しい季節を迎えました 巡り来る自然の営みを五感で 受け止めながら静かに今 緑色の風に吹かれている 春の柔らかな芽ぶきから緑葉へ 足取りは急ぎ過ぎている、と 誰もが口にするけれど 桜の花 […]
草花たちが元気になってきました 花壇の花は一斉に手を広げて 春の空に向かってバンザイしています ようやく春本番を迎えました 部屋の中でじっと籠っていた心が パーンと、いっぺんに弾けて 空にふわふわ飛んで行きたい気分 風に […]
鉛色の冷たい北風の空は 春風に吹かれて、どこか遠くの 果てまで飛んで行きました 長くて暗いトンネルの先にやっと 見つけた小さな光は徐々に大きくなり そこには真っ青な空は広がっています 春です。そこは春の空でした 薄桃色の […]
どこからか?微かな春の香りがします 辺りを見渡すと、アッ!見つけました 沈丁花の花です。狭い庭の片隅で 人知れず花を咲かせていました ひと足先に春の香り運んでくれました アレッ?その下に隠れているのは 春蘭の花芽も見つけ […]
二0二一年・丑年 新しい一年がスタートした 今年こそは明るい年にしたい 大声で笑い笑顔を見ながら話したい 大勢でワイワイ、ガヤガヤ 美味しい物を皆で食べ、皆で歌う そんな当たり前の暮らしがしたい 二0二一年はそんな年にし […]
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