やちよ絵手紙の森美術館

2022年2月の絵手紙エッセー『自分らしく』

2022年2月の絵手紙エッセー『自分らしく』 窓辺の白いカーテンが
柔らかな春の風に揺れている
陽射しはもう、充分に春を含み
そこいらじゅうの鉢植えは
いきいきと咲き誇り
明るい光のシャワーを浴びている
季節は光で感じるものだと言う
それを一番先に受け取るのは
草花たち、植物だという。
もうそろそろ眠りから覚めよ、と
私に教えてくれるのは誰だろう
小さなことで迷い
小さなことで悩む
ちっぽけな人間の
私の目を覚ましてくれるのは
いったい誰だろう?
有りのままに生きるしかない
私は私らしく生きるしかない
窓辺のパンジーの花のように
それぞれの色、それぞれの生き方
つまり、自分らしくってことかな

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