2021年8月の絵手紙エッセー『笑顔』
暦は八月、真っ直ぐな強い陽射しを 麦藁帽子に助けられながら 膝まで伸びた庭の草と奮闘中である いくら綺麗に草を刈っても ひと雨降ればまたスタート地点に戻る 滝のような汗を拭いながら 空を見上げる アンパンマンのような幾つもの白い雲が ポカリ、ポカリと浮かんでいる 私の背丈ほどに伸びたひまわりの花と その白い塊のような雲が、まるで 向き合って話しをしているように見える 『今日は、私たちの出番だねぇ~ 夏はいいよね、最高だね』 そんな話し声が聞こえてきそうな? ひまわりと白い夏の雲の風景である どんな境遇であろうと環境であろうと 自分の役目や本分を忘れず 一生懸命に生きる姿や笑顔は 誰が見ても美しいものだと思う その笑顔は心のご馳走だね |