やちよ絵手紙の森美術館

2021年2月の絵手紙エッセー『だいじょうぶ』

どこからか?微かな春の香りがします
辺りを見渡すと、アッ!見つけました
沈丁花の花です。狭い庭の片隅で
人知れず花を咲かせていました
ひと足先に春の香り運んでくれました
アレッ?その下に隠れているのは
春蘭の花芽も見つけました
まだまだ、時折ガラス細工のような
霜柱が立つほど寒いというのに
小さな春の訪れは足取り忍ばせて
やって来ていたのです
心配しなくても大丈夫
必ずその時がくれば、また会える
そしていろんな心配ごとも
必ず解決する時はやってくる
今でも大きな心配ごとの一つに
新型コロナウイルスの事
まだまだ先の見えない暗闇の中
でも、だいじょうぶ、大丈夫よ
必ずその時はやって来る
みんなで笑って話せる日が必ず来るわ

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