2019年7月の絵手紙エッセー『私の居場所』
初夏の訪れは以外と早い 新緑の柔らかな木々の葉は 落ち着いた緑色に変わった その木々の木陰を探しながら 歩こうと思うのも、夏が もう来ているって事なんだろうね 朝からザーッ、と一瞬の通り雨 パッ、と止んだかと思うと 蒸しかえるような空気 夕立の後のアスファルトの匂いが 否応なく夏の到来を感じさせる 花壇を見渡せば春の花達は 影をひそめ夏の花は勢いづいて 朝顔のツルもだいぶ伸びて 蕾の数も増えて楽しみな朝がくる そうそう、いつもの場所に いつもの主が今年も陣取っている 香り高い芳香を放ち、私はここ ここに居ます。と山百合の花 速い昔?お嫁に来た私のように 今は、ここが私の居場所 |