やちよ絵手紙の森美術館

2015年6月の絵手紙エッセー『大切なこと』

芽吹きの頃は柔らかだった緑も
日増しに深みをおびえきた
その葉の上で光の妖精が踊っている
風と空と光と、そして花と
それぞれが精一杯に輝いている
緑葉の上に花がなければ
花びらを揺らす風がなければ
青い空に白い雲がなければ
心のキャンパスに絵は描けない
お互いが、お互いを支え合って
助け合って調和がうまれる
生きていることに感謝がうまれる
例え時々、雨が降ろうと
嵐や雪になろうと
それはそれで大切な試練、ただ
どれ一つも無駄ではないということ
大切なことだったと後になって気付く
青い空と風と、緑葉と花と
全てが大切な間柄
生きるってことは素晴らしい
この地球の生き物として

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