やちよ絵手紙の森美術館

2015年1月の絵手紙エッセー『どうぞよろしく』

朝日の輝きが一段と目に眩しい
いつもの朝なのに
いつもの時が流れているのに何故か
暦が新たになった、と言うだけで
朝が違っているように思う
『今年もどうぞよろしく』
誰かと出会う度に交わす言葉も
生きていればこそ
生きているから、出会えた感謝
お互いが、お互いを確認しながら
この一年が無事に過ごせますように
と、思いやる気もちがわき起こる
親子でも、夫婦でも、友達でも
ご近所さんでも『どうぞよろしく』
さりげない言葉さえ耳にしなくなった昨今
ひと言でいい、相手を思いやる言葉は
お互いが心を開いた嬉しい瞬間である
そこに誰かが居る、認め合う心が
言葉になる『どうぞよろしくね』
家族や友達、日本と中国、そして韓国
『ずっと、ずっと宜しく』今年こそは
仲の良い隣人であって欲しいものだ

« 前のページに戻る