2013年12月の絵手紙エッセー『小さな灯』
一年の月日が走馬灯のように過ぎて 心静かに振り返ってみたい師走 慌ただしい日々の繰り返しの中で 得たものと言えば?はたして疑問である 混沌たる社会の渦の流れを見渡せば 自然災害に立ち向かえぬ人間の無力さ 希望や夢を無くした職の無い若者達 大人になりきれぬ親が我が子への虐待 それぞれに心の痛む事柄ばかり それに、あの東日本大震災の支援策は まだまだ行き届かない ひとり一人は皆、心強く願っているのに どうしてこうも歯がゆいのかと 聖夜の小窓から覗く光景は、どこも 温かな家族が寄り添っているように見える 幸せな若い二人は肩を寄せ合っている 愛のいっぱい注がれた子供たちがいる 世界中の人々が戦争の無い平和な国で みんな幸せに生きてゆけるように この小さな愛の『灯』を届けたい 世界中の人々に届けたいと思う、聖夜 |